肩こり|症状・病気

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肩こり

肩こりに関する情報をご紹介します。 東洋医学の視点で、できるだけわかりやすくご紹介します。内容は、東洋医学概論(医道の日本社)、読体術~病気診断・対策編(農村漁村文化協会)を参考にしています。

肩こりの東洋医学的な考え方


東洋医学では、体内に気・血・水が巡ることで健康状態が保たれると考えています。肩こりは、これらの巡りが妨げられた結果として起こる不調の現われです。

単純に肩たたきやマッサージでよくなればいいのですが、血が滞っている「血瘀」の状態である肩こりは頑固なものとなります。筋肉が収縮したあとの乳酸の蓄積や、エネルギー消費の回復が完全に行われていない状態と考えることもできます。

気・血・水ほかに体質も大いに影響します。「陽虚」タイプのように生まれもっての精が少ないことから起こる肩こりや、「湿熱」や「湿痰」のように水や熱が邪魔をして、肩こりになる例も多く見受けられます。

なお、肩こりを感じるうなじの周辺は、気・血・水の流れが集約される場所であることからも、どうしても停滞を招きます。「気滞」のように全身に気が滞ると、影響が出やすいところです。また「気滞」による過剰な陽気が上方に上る通り道にもなることから、肩こりが起こりやすくなります。

肩こりを証で分類


気滞」タイプの肩こりは、首筋がパンパンに張って、首のあたりが熱っぽく、赤ら顔になります。ガンガンする頭痛が起こり、外に向かうような肩のハリを感じます。ストレスや怒りなどから起こる肩こりも、「気滞」にみられるパターンです。こんな場合は、気を発散させることが大切です。

血瘀」タイプの肩こりは、深刻です。肩の芯が締め付けられ、頭痛も同時に起こることもあります。更に、眼の疲れをともないます。一日中続く頑固な肩こりでなかなか解消しません。顔色が悪く、目の周りに隈が目立ちます。

陰虚」タイプの肩こりは、比較的軽いものです。たっぷりと睡眠をとることが解決に役立ちます。寝起きに感じる強い肩こりもこのタイプですが、睡眠が充分とれてさえいれば、少しほぐせば軽くなるはずです。

湿痰」タイプの肩こりは、ずっしりと沈み込むような肩こりで、首もとから背中にかけて冷たい感じがします。頭もズーンと重く、めまいや吐き気を感じることもあります。過剌な水が滞りの原因ですので、水を巡らす対策を行います。

陽虚」タイプの肩こりは、冷えと同時に起こります。首もとを露出するような薄着の格好で体を冷やすと、このタイプの肩こりになりやすいです。冷たい飲食物などに注意し、外からも内からも暖める工夫が必要です。

肩こりの漢方薬


肩こりに有効な漢方薬をご紹介します。


なお、体を温める漢方薬と同時に使用すると、肩こりの緩和に役立つことがあります。

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