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【うち漢方】全く嗅覚がない副鼻腔炎|光和堂薬局

|全く嗅覚がない副鼻腔炎

  • 相談者の体質

    中庸 

相談内容(抜粋)

耳鼻科で慢性副鼻腔炎で鼻茸があると診断されました。花粉症とアレルギー性鼻炎もあります。今回ご相談したいことは1年半くらい前から全く嗅覚がなくなり鼻づまりもひどくなったことです。耳鼻科では手術をすすめられたのですが拒否しています。

6年前に胃癌の手術し胃を4分の3とりました。初期だったので完治しました。気管支が弱いためオルベスコ・キプレスも服用しています。時々テパス服用アスピリン喘息なのですがこれによる慢性副鼻腔炎の可能性もあると言われました。

鼻づまりと嗅覚障害は毎日の食事の支度に支障をきたし何を食べても美味しくなくストレスになっています。手術をしても体質なので再発すると聞いています。なんとか慢性副鼻腔炎を治せないでしょうか。

漢方薬を処方した先生

  • 堀口和彦(光和堂薬局院長 薬剤師)

処方時の先生の解説

副鼻腔炎による鼻づまりと臭覚障害にお悩みとのことですね。判定の結果を拝見すると、気滞が一番高く、血虚、気虚がそれに続きますね。

感覚器の感度は高めるには、集中力が必要です。聞く、嗅ぐ、見るなどいずれも、受動的に情報が入ってくるのが本来自然(当然)です。しかし、視力が低下したり、聴力が低下したり、すると一所懸命に意識を集中しないと見えなかったり、聞こえなかったりします。

鼻は、長年の鼻粘膜の炎症と充血で、臭覚センサーがダメージを受けている可能性が高いです。しかし、鼻の炎症や充血を適確に取り除き、臭覚センサー周辺の鼻粘膜を修復して、さらに臭いを嗅ぐリハビリをしていけば回復すると思います。

漢方的な治療の方向としては、まず自律神経の働きを調整して、心身の緊張感を取り、全身の血液やリンパ液の循環を改善することです。

鼻周辺には、炎症による汚れた悪い血やリンパ液が停滞していると思います。これらが除去されないと、新鮮な血液やリンパ液が巡らず、鼻粘膜修復のために必要な酸素や栄養分が供給されません。

そこで、不安感やイライラ感など気滞の改善に香蘇散と抑肝散を調合してまず一包とします。もう一包を柴胡桂枝乾姜湯と加味帰脾湯を調合してご用意します。

処方された漢方薬

  • 香蘇散は、のどから首のリンパ液に流れを良くして、鼻や副鼻腔、咽喉部分を潤し炎症を鎮めます。

  • 抑肝散は、心身の緊張を取り、不安やイライラ感を鎮めます。

  • 柴胡桂枝乾姜湯は、鼻水や痰を減らし、頭部の炎症を鎮め、血行を改善して、鼻粘膜の味覚センサーの働きを回復します。

  • 加味帰脾湯は、胃腸の働きを高め消化吸収を促進して、気力体力を付け、精神的な安定を図ります。

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