奇恒の腑|漢方用語

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奇恒の腑

奇恒の腑についてご紹介します。 漢方用語は難解のことばが多いので、できるだけわかりやすく解説をしています。内容は、東洋医学概論(医道の日本社)、読体術~体質判別・養生編(農村漁村文化協会)を参考にしています。

奇恒の腑


「奇恒の腑」とは、胆をはじめとした、五臓六腑に属さない腑(器官)のことです。ここでは、胆以外の奇恒の腑である「骨、随、脳、脈、女子胞」を説明します。



『素問』では、「骨は髄の腑」とあります。骨は、体表から最深部にあって、硬く中に随が入っています。骨の周りは、脈、筋、肌、肉が付き、外側に皮・毛があって全体が構成されています。骨は、連結して骨格となります。



随は、骨内にあり骨格を滋養するものです。随が不足すると、骨格に異常を来し、成長に支障が起こります。また、金属を溶かすような激しい痛みや体がバラバラになるような症状が出ることがあります。



脳は、体の運動を円滑にし、耳目を聡明にして長寿を保つ器官とされています。また、不足すると、目が回る、耳鳴り、めまい、だるさなどの症状が発症します。東洋医学では、精神作用は、五臓に収まる「神(気)」によると考えますが、『素問』では、「頭は清明の腑」とあるように、精神作用の一部は脳にもあるとしています。



脈は、営気と血を通し、漏れないように全身に行き渡っています。動きは、五臓の「心」が司ることから、脈拍の異常は、心の異常と考えます。

女子胞


女子胞とは、女性の生殖器の働きを持ち、腎の精(気)の影響を受けています。女子胞から伸びる二つの脈によって、子供を産む能力や胎児に栄養を送る働きをします。不調になると、生理痛や生理不順、小腹痛などの症状が表れます。



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