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【うち漢方】よくある質問|光和堂薬局

|よくある質問

質問

心の病証について教えてください。

回答

気・血・水の過不足や渋滞によって、臓腑が失調します。それに加え、内傷や外邪、暴飲暴食などや陰陽のバランスの崩れなどによっても、臓腑は失調します。

そして、逆説的ですが、その失調は、臓腑と関係する経脈の気血に影響を与え、その経脈の流れに異常を来します。更には、経脈はつながっていることから、一つの臓腑が失調すると、経絡つながりで他の臓腑も悪くなることもあります。

では、臓腑のうち、最重要な五臓の病証からみていきましょう。まずは「心」です。心の機能を確認しておきます。

心の主な生理機能は、「神を臓する」ことと「血脈を主る」ことです。心の調子が悪くなると、精神活動と血の循環に異常が起こります。また、心は顔や舌と関係性が強く、心が病むとこれらにも影響が出てきます。心が病む原因として重要なのは、過度の感情が引き起こす内傷です。

喜びも度を超すと、心病に・・・。

精神的なストレスは、心に宿る「神(生命現象そのもの)」を痛めることになります。過度なストレスには、要注意です。神は、私たちの身心を支配し統制するといった、とても重要な役割を担っています。その神を痛めることになれば、精神的な病気に移行していきます。

躁病やうつ病は、その典型です。意識障害なども起こります。

また、舌も心が支配することから、心が病むと言語障害、味覚障害が起こります。最近、味が分からない、なんていう症状がある方は、心の病を疑ってみては。

「心」の病証を具体的にみていきましょう。

○心気虚
この病証は、先天の精が不足していたり、情動の調整が不調なとき、また、慢性病などによる臓器機能の衰退によって起こります。心気の不足による虚弱病証で、心悸(動悸)を主な症状としてみられます。

息切れ、倦怠、自汗(何もしないのに出る汗)なども伴います。

○心陽虚
この病証は、長きにわたる心気虚や、突発的な病によって陽が打撃を受け、心にある陽気が不足して起こります。虚寒の病証です。

心悸、胸痛、四肢の冷えなどが主な症状としてみられます。

○心血虚
この病証は、血の不足によって心が血の栄養を受けられないことから起こります。過度の思慮による血の消耗、多量の出血、飲食物の摂取不足、熱病による陰血の損傷などが原因となります。また、臓腑の機能減退などによっても起こります。

主な症状は、心悸、不眠、めまい、健忘などです。

○心陰虚
この病証は、心の陰液が不足することで心に宿る神の機能が減退して起こります。陰血の損傷によって、虚熱が生じることもあります。

主な症状は、心悸、不眠の他、五心煩熱(ごしんはんねつ)という手のひら・足裏、胸に熱感が出ます。

○心火の亢進
この病証は、心火によって心神が刺激されて起こります。酒やたばこ、辛いものの過度の摂取や、温熱性の漢方薬の過度な摂取でも原因となります。多くの場合は、実熱証です。

主な症状は、心悸、胸部の熱感、不眠などです。重症になると、狂乱やうわごと、意識障害が生じます。

○心脈の阻害
この病証は、心脈の流れが悪くなって起こります。心気虚や心陽虚、また寒邪の悪さによって、血行障害になり瘀血ができます。気滞が影響して、心脈の流れを停滞させることも。

主な症状は、心悸、背中に広がるような胸痛が起こります。

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