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【うち漢方】よくある質問|光和堂薬局

|よくある質問

質問

陰陽によって食材を分けるとは、どういうことですか?

回答

○体質にあった食材の見分け方
私たちが日常口にする食材は、すべて体に何らかの働きかけをします。

食材には、漢方薬ほどの強い性質ではないにしても、「熱」や「湿」に作用する薬のような働きがあります。「医食同源、薬食同用」と言われるように、食材も薬のように扱うことが東洋医学の教えなのです。

さて、そこで食材を「陰陽」の考え方に基づいて、体を温めるか冷やすかで食物を分類する方法をご案内します。この方法では、食べ物を、「寒性」「凉性」「温性」「熱性」の4つにわけます。どれにも属さないものを「平性」といいます。

○寒性・涼性
寒性・涼性の食材は、体を冷やす性質があります。熱を下げ、毒を消す作用があります。中には過剰なものを尿や便によって排泄する働きや、「水」を増やす作用を持っているものがあります。涼性よりも性質の強いものを寒性といい、夏野菜や果物などに多いです。

一般的には、熱が過剰な陽証(気滞、血瘀、湿痰、湿熱)の方に適しています。もちろん夏は体が熱くなるので、体を冷やしたい場合にはどんな体質な方でもOKです。なお、余分な熱を冷ますだけでなく冷えにつながることにもなりますので、適量を心がけましょう。

○温性・熱性
温性・熱性の食材は、体を温める性質があります。冷えを取り、痛みを和らげる作用があります。滋養に貢献するものが多く、消化機能を高めて元気を増やします。また、余分な体内の湿を取る作用もあります。性質の強いものを熱性としています。香辛料や辛い物、生姜など食べた後にポカポカなるものがこれに当たります。

一般的には、「気血」の巡りをよくするので、すべての体質に有効です。ただしこれらの食べ物は、余分な熱だけでなく、体に必要な熱も冷ましますので注意が必要です。特に気虚、陽虚、血瘀、湿痰タイプの人が取りすぎると、「気血」の動きが悪化することがあります。

次に、食材を「五行」の考え方に合わせ5つに分類する方法をお伝えします。「酸(さん)・苦(く)・甘(かん)・辛(しん)・鹹(かん)」に分けます。

○酸味
すっぱい味のことです。収斂(しゅうれん)作用といって、柔らかいものを固めたり、漏れて外に出るものを止める作用があります。鼻水、汗、下痢、頻尿などの症状を抑えるのに効果があります。

○苦味
苦味は「火」の勢いを鎮める働きがあります。また、「熱」による咳、出血、胃痛を和らげます。余分な水を渇かす働きもあるので、胃もたれや下痢などの胃腸障害にも効果があります。

○甘味
胃腸の働きを整えて「気・血」を補います。腹痛やけいれんなどの症状を和らげます。また虚弱な体質を改善する効果もあります。疲れたときに甘い物が欲しくなったりするのはこのことです。

○辛味
辛味は、「気・血」の巡りをよくして、発散や発汗を促します。風邪菌を体内に入れなくするのに役立ちます。また痛みをとる作用もあります。捻挫や打撲の際に辛子入りの湿布をするのはこのためです。

○鹹味
鹹味とは、塩辛い味のことです。潤いや固まったものを柔らかくする作用があります。「腎」と関係し便秘の解消、小便の出をよくします。また下腹部の痛みを取ります。

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